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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
また視界が真っ暗に。
だけど今度は啓太くんといるから怖くない…
『ま、まどかちゃん…』
怖くない…あ…
シャワーあがりだから…?
啓太くんの体、いつもより温かい…
『大丈夫…今のは近かったけど、ここに落ちた訳じゃないですよ。ほら、電気も一瞬消えただけだから…』
なだめるような啓太くんの声は、穏やか。
でも、聴こえてくる鼓動は…
『うん…叫んだりしてごめんね…』
私と同じくらい速い…
啓太くんもドキドキしてる…?
『………あ、あの…そろそろ離し…』
『やだ。……まだ、離れたく…ない…』
掴まる腕に力がこもる。
啓太くん…抱きしめて欲しいよ…