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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
押し拡がる感覚は、痛みと恐怖。
それも振り返れば、ほんの一時。
『…っ…あ、ああッ…!』
しがみついた背中は、広く
『っ……ハァ…ッ…!』
掠れる呼吸に、耳は灼かれて
『はっ…あぁ…んあぁ、あ…!』
内から猛る衝動に、体は力む
『ハァ…まどか…ッ』
染み渡る痛みも、湧き上がる快感も、
『…啓太くん……っ!』
全部が証…
啓太くんと、私の…
『ハァ…くっ…ハァ…』
大好き、大好きだよ…!
『…っ…も、もう…!』
『あっ…ああ…あっ…』
精一杯抱きしめ合った腕の中、未知の経験の果てに。最後に残ったのは、満たされた幸福感。
私、女の子に生まれてよかった……
啓太くんに好きになってもらえて、良かった。幸せだよぉ…