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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『まどかちゃん…』
隣に倒れた啓太くんと目が合うと、はにかんでタオルケットを被せてくれる。
『啓太くん…』
『うん…?』
『あのね………あの、
私もきっと…一生、啓太くんが好き…//』
タオルケットに隠れながら言うと『ありがとう』って。綻ぶような笑顔を向けて、手を握ってくれた。
『……だけど一生って、とても長いですから。この先、突然心変わりすることだってあるかも知れないですよ…?』
一緒に天井を仰いで
『僕らはまだ学生ですから、今は何の約束もできませんけど。こんなこと言うのは、それこそやっぱり子供な証拠かも知れませんけど。それでもまどかちゃん、僕は…………!』
気怠さと
『…ああ、寝付きいいんでしたね(笑)?』
微睡みに瞑った夢の中…
『大切にします…
ずっと……何年先もずっと。僕があなたを、大切にしますから…』
温かな声を聴いた気がした……