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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉


『……///?違うって何が?
それ、昨日のやつでしょ?』


慌てて隠す啓太くんに聞くと


『そうだけど…ちち違いますっ!別に、何回もしようと思ってたとかじゃ…!これは昨日、初めて開封したから!前から箱ごと鞄に入れてて、開ける勇気もなく──〜〜ッッて、何言ってんだ、僕は/////!!!』

『………////』


要するに、今まで二人きりで行った旅行や、この間の啓太くんの誕生日。甘い展開を期待していたのは…啓太くんも同じだった、ってことらしい。


『なんかゴメン、色々と…』

『そんな全然…//むしろ安心したもん、悩んでたのは私だけじゃなかったって…』


一度落ち着こうってことで、洗い物は放っぽって、部屋に座り直した私達。な…何とか会話が整って良かった…


『あ…もう時間だね。』

『…………』


そうこうしてる間に、部屋を出ないといけない時間に。私は遅刻確定だな…


『啓太くんは先に行って?』




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