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第16章 おまけ〈三島②〉

『チャンを除けて、いつも通り呼んで？』


隣に移動してきて、チラッと上目遣い。
なるほど。やっと意図が分かった。


『………なんでですか//？』


“まどか”


どうやら、そう呼ばせたいらしい。


『いいから、いいから♪』

『さて……そろそろ再開しようかな。』


思いっきり話を逸らして机に向き直る僕に、不満そうな視線。機嫌取りになるか分からないが…


『また今度…』


キスで不意をつくと


『い…意地悪…//』


悔しそうに目を逸らす。長い睫毛を伏せて、真っ赤になる姿が可愛くて。


『……ンンっ…ふぅ…///』


彼女の苦手なコーヒーを飲んだ後だったから。だから、軽くで済ますつもりだったのに…結局止まらなくなってしまった。