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やさしいキスをして?
第16章 おまけ〈三島②〉
つつつ…と白い肌をなぞれば
『ンッ…今まで、
何にもしてこなかったくせにぃ…///』
顔を背けて震えつつ、口では抗ってくる。そんな姿がなお、煽情的なんだけど…今の話題は耳が痛いというか。
『そ…それは、まぁ…//』
『急にえっちになっちゃってぇ…』
『…急にというか、僕は我慢してただけだから…全く興味がなかった訳じゃありませんし…むしろ、頭の中では色々と…』
『…え、何//?色々としてたの?』
『え?!いや、してないけどッッ!!////』
しまった、墓穴…………
『え〜//頭の中ではどんなことしてたのぉ?』
『いやいや、そんなの絶対言う訳ないから…////』
『…やっぱしたんだ(笑)』
『………//////////』
僕達が一線を越えるのには、それなりに時間がかかった。それが僕らのペースだったと思えるし、特段の後悔もない。今も昔もこうして二人でいられるだけで、十分幸せだと思ってはいるのだけど。