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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第23章 雪の日の輿入れ
 肩先に触れる指先はこんなにも相変わらず冷たいのに、何故、唇は裏腹に熱いのか。そんなことを考えている中に、更に胸許の緩んだ夜着を引き下ろされ、乳房が半分ほど丸見えになった。薄紅色の突起が見えるか見えないかまでのきわどい部分をまた熱い燃えるような感触が這い回る。
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