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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第36章 春雪
 あるときは鳥の巣箱を作り、御所の庭の高い樹に自ら登ってそれを取り付けた。御所さまがおられぬと探した側近が頼嗣の姿を漸く見つけた時、九歳の将軍は高木に登り側近に向かって手を振っていた。
―誰ぞ、早うに薬師を呼ぶのじゃ!
 万が一にも将軍が落下したときに備えてと声を張り上げたその側近に頼嗣は満面の笑顔で手を振っている。その時、頼嗣がふと均衡を崩し、その小さな身体が傾いだ。それだけで、老いた側近は衝撃を受けたあまり、失神した。
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