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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第37章 浜辺にて(二)
「嗣太郎、ご飯にしまょう」
 喜知次に組紐を納品する時間に遅れてはならない。千草は声を張り上げて息子を呼んだ。
 自分が思い定めたひと筋の道を信じて邁進する―、それが鎌倉の女の心意気なのだから。
 自分の人生はまだまだ続いてゆくことだろう。だから、その道の先にささやかな希望があることを信じたい。
 絶えることのない潮騒に耳を傾けながら、千草は駆け寄ってくる幼い息子を全身で受け止め、抱きしめた。 
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