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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第6章 復讐のとき

頼朝にとって平家討伐の次の目的は京都の朝廷において多大な影響力を持つことであった。そのための布石として、長女大姫の入内は早くから準備が進められていたのだが、いかにせん、当の大姫が亡くなった。そのため、頼朝は次女三幡姫を入内させることにし、既にそれも内定しているとのことだ。
現に頼朝は今年の春にも一度、上洛し鎌倉よりの公卿たちと親交を深め、入内のための下準備を着々と進めていた。早ければ翌年にも入内の運びとなるという話だ。
現に頼朝は今年の春にも一度、上洛し鎌倉よりの公卿たちと親交を深め、入内のための下準備を着々と進めていた。早ければ翌年にも入内の運びとなるという話だ。

