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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第7章 疑惑
 扉の音に時繁が振り向いた。楓の出現に愕いた風でもなく、さりとて、嬉しそうというわけでもない。その感情の窺えぬ瞳は既に時繁が楓から関心を失ってしまったとも思えた。
 早くも折れそうになる心を奮い立たせ、楓は時繁を見つめた。
「どこかに行かれるのですか?」
 時繁は無言だった。傍らには旅の荷物らしい小さな葛籠(つづら)があった。その脇には例の布に幾重にもくるまれた宝剣がある。平家代々の家宝だという代物だ。
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