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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第10章 雨の朝(あした)
「兄が盲目であるのは、そなたが嫁がぬ理由にはなるまい」
「―それは」
 千種は唇を無意識に舐めた。
 ああ、咽が渇いた。そういえば、もうかれこれふた刻近く茶を飲んでいない。などと、千種は、このような状況でありながら、どこか場違いなことを考えていた。
「兄の盲目は先天性のものです。私が良人を持ち、子が産まれた時、盲である可能性もあります。そのことを怖れました」
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