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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第4章 嵐の夜

母東子は楓を出産後、後産がなく、そのまま亡くなった。息を引き取る間際、枕辺の良人恒正の手を握りしめて涙ながらに懇願したという。
結局、楓はゆうに一刻余りにわたって延々と父に絞られた挙げ句、自室に幽閉された。翌日から、恒正は楓に逢おうともしなかった。楓はさつきを通じて幾度も父に目通りを願い出たが、父は顔を見せてもくれない。
しかもまた脱走することを警戒してか、部屋の周囲には屈強な家臣たちで固め、部屋の外に出ることさえ叶わない。
結局、楓はゆうに一刻余りにわたって延々と父に絞られた挙げ句、自室に幽閉された。翌日から、恒正は楓に逢おうともしなかった。楓はさつきを通じて幾度も父に目通りを願い出たが、父は顔を見せてもくれない。
しかもまた脱走することを警戒してか、部屋の周囲には屈強な家臣たちで固め、部屋の外に出ることさえ叶わない。

