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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第16章 あとがき一
あとがき
こんにちは。今年は秋の深まりが早く、今日などは毛糸を着込むことになりました。まだ漸く九月の下旬に入ったばかりですから、これは少し異常気象ですね。
さて、今月は何と〝鎌倉物〟です。鎌倉時代を描いた作品は私の数ある作品の中でもけして多くはありません。しかし、私の原点となり、今の私を作ってくれたのは実はこの鎌倉時代なのです。
私が小説らしきものを書き始めたの小学校六年のときです。友達と交換日記みたいなものに小説を書いて読み合っていました。もちろん、当時は小説などと呼べる代物ではなく、あくまでも物語、お話のようなのだったと思います。
そして中学に入り、大河ドラマ〝草燃える〟と出逢いました。これが、私が歴史に興味を持つ直接の原因となったのです。幼稚園の頃から大河ドラマ〝平将門〟を見ていた私にとって、大河ドラマは身近なものでした。
しかし、この中一で出逢った〝草燃える〟は特別なものとなりました。まず興味をかきたてて止まなかったのが頼朝の娘大姫と木曽義高の悲恋物語です。幼いながらも父頼朝に殺された義高を一途に恋い慕い続け、十九歳の若さで亡くなった大姫。彼女の存在は衝撃的であり、ロマンチックでもありました。
この大姫を頼朝が後鳥羽天皇の許に入内させようとしていたのは事実ですが、私はそのことにも興味を持ちました。そのことは私の今回の作品でも少し触れましたが、結局、大姫亡き後、その代わりに入内させようとしていた次女も十三歳で亡くなります。
こんにちは。今年は秋の深まりが早く、今日などは毛糸を着込むことになりました。まだ漸く九月の下旬に入ったばかりですから、これは少し異常気象ですね。
さて、今月は何と〝鎌倉物〟です。鎌倉時代を描いた作品は私の数ある作品の中でもけして多くはありません。しかし、私の原点となり、今の私を作ってくれたのは実はこの鎌倉時代なのです。
私が小説らしきものを書き始めたの小学校六年のときです。友達と交換日記みたいなものに小説を書いて読み合っていました。もちろん、当時は小説などと呼べる代物ではなく、あくまでも物語、お話のようなのだったと思います。
そして中学に入り、大河ドラマ〝草燃える〟と出逢いました。これが、私が歴史に興味を持つ直接の原因となったのです。幼稚園の頃から大河ドラマ〝平将門〟を見ていた私にとって、大河ドラマは身近なものでした。
しかし、この中一で出逢った〝草燃える〟は特別なものとなりました。まず興味をかきたてて止まなかったのが頼朝の娘大姫と木曽義高の悲恋物語です。幼いながらも父頼朝に殺された義高を一途に恋い慕い続け、十九歳の若さで亡くなった大姫。彼女の存在は衝撃的であり、ロマンチックでもありました。
この大姫を頼朝が後鳥羽天皇の許に入内させようとしていたのは事実ですが、私はそのことにも興味を持ちました。そのことは私の今回の作品でも少し触れましたが、結局、大姫亡き後、その代わりに入内させようとしていた次女も十三歳で亡くなります。