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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第17章 あとがき二
 追記

 つい一昨日でしたか、ラジオでこのような話を耳にしました。アメリカの有名な俳優がこんなことを言ったそうです。
―この映画は哀しい脚本だけど、自分がこれをやるときは泣いちゃいけない。
 ラストシーンで自らの任務のために愛娘と決別して死地に向かわなければならない。そういう設定の映画で父親役を演じたときの話だそうです。最初、彼はどうしても哀しくて涙が止まりませんでした。
 でも、彼は思い直したそうです。
―この映画を見て涙を流すべきなのは観衆であって、演じ手である自分ではない。演じる側が感情的になって泣いてしまったら、それはつまらない作品になるだろう。
 それで、最終的には彼は涙ひと粒も見せないで見事に演じきったそうです。
 この話を聞いて、私はとても反省しました。自分の作品を書きながら泣いてしまったことが彼の戒めの言葉と重なりました。作品の作り手というのは、やはり感情に流されてはいけないのだなと改めて思い知りました。
 なので、校正の段階では、できるだけ無駄な感情は持たないように冷静な気持ちで読み返すようにしました。
 文芸の道もなかなか奥が深いですね。これからも自分なりに精進していかなきゃ、とここで決意も新たにしたいと思います。

2014/10/25

  
  
 

 
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