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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第17章 あとがき二
それが最大の課題だったといえます。
 今回、やっと三十年越しの願いが叶い、竹御所の生涯を描くことができて嬉しく思います。ただ、繰り返しになりますが、まだまだ不十分かと思います。
 これからは実在の人物にもトライして、更によりよい形で描けるように精進していきたいです。
 皆さん、竹御所の死後、頼経は二度めの妻を迎えて子どもも儲けています。竹御所が亡くなった時、彼はまだ十六歳でした。将軍という立場がなかったとしても、やはり再婚したのは仕方なかったと思います。
 でも、私はこう思うのです。きっと頼経は六十過ぎで亡くなるまで、きっと最初の年上の妻のことを忘れることはなかったのではないか、と。 
 今回、私が竹御所をなかなか書かなかった理由のもう一つとして、この話が哀しい結末になると決まっていたからでした。竹御所という実在の人物を描く限り、パターンは決まっています。三十二歳で死産して難産のために亡くなったという事実がある以上、この最後を書かなくはいけないのが何とも辛かった。
 実際、けしからんと思われるかもしれませんが、自分で自分の作品を描きながら、この小説は後半はずっと涙が止まらない状態でした。あまりに感情移入しすぎてもいけないと判っていながらも、どうすることもできませんでした。
 長々と失礼しました。
 ヒロインへの思い入れが強かったため、つい長くなってしまいました。
 いつもながら拙い作品を最後までご覧頂いて、本当にありがとうございました。

東 めぐみ拝
二〇一四年十月吉日
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