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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第19章 再会

そう、変化のある生活など、もう二度とご免だ。振り返ってみれば、我が生涯はけして平坦ではなかった。変化といえば、これほど有為転変を経験した者もおるまい。平清盛の娘として生まれ育ち、やんごとなき雲の上の帝の妻となり、更には彼女の産み奉った我が子もまた帝となり、彼女は国母と呼ばれ尊崇を受けたのだ。
およそ女性としては最高の地位につき、栄誉を得たといえよう。しかし、その心の奥底を覗いてみれば、果たして我が心が満たされたことがあったろうか。
およそ女性としては最高の地位につき、栄誉を得たといえよう。しかし、その心の奥底を覗いてみれば、果たして我が心が満たされたことがあったろうか。

