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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第20章 二度と逢えぬさだめなれば
 時繁は草鞋をきちんと揃えて、徳子の足下に置いた。徳子は草鞋を見つめた。しっかりとした作りだ、時繁の妻は春風のように暖かく、更に几帳面な良い女に違いない。
 女院は彼が置いていった草鞋を履いてみた。彼女のためにあつらえたように丁度良い。熱いものがこみ上げてきて、泣くまいと唇をかみしめて御子の姿を追おうと顔を上げた時、既に時繁の長身の姿は小道の角を曲がって見えなくなっていた。
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