この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第20章 二度と逢えぬさだめなれば
 平家の血を引く安徳帝はいわば、平家の象徴でもあった。平家は壊滅したが、その帝がひそかに生きていたのはせめてもの救いだった。徳子に言葉はなかった。ただ右京の言葉のとおりであると思ったので、静かに頷いただけだ。
 一旦は止んでいた雪がまた降り出したらしい。
「濡れては、お身体に触ります。早うに中に入りましょう」
 右京がそっと袖を引くのが判っても、徳子はなかなか歩き出せなかった。
/1848ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ