この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
知らなくってもいい性
第23章 帰る
カズキの前を通ると今度はカズキが下を向いたまま話し出した。

「...無理だったなら..せめて身体で繋ぎ止めておきたかった。

でも、やっぱり駄目なんだね。」

そういうとカズキはこちらを見上げた。
私は正直なんて言えばいいのか分からなかった。

浮気なんて...私が間違っていた。
例えどんな理由があったにしても浮気をされたら辛い。

ただ、真っ直ぐにカズキの目を見ながら思うことを口にした。

「私は帰る。私は彼のことがやっぱり好きだから、ちゃんと向き合っていこうと思う。

甘えてごめん。もう君との関係は終わらせたい。」

「...分かった。」

それっきり、カズキはうつ向いて何も言わなかった。

私がまた扉に進もうとするとボスが開けっ放しの扉の前で固まっていた。

「なっ!?どうして??」

私は構わず進んでいく。
もうボスにもこの空間に入ってもらおう。

「来るなっ!止まれ!」

ボスが後ずさりしていく。
やがて、後ろの廊下の壁に背中がついた。

私の空間は大きく、壁もすり抜けていく。

「うっ...」

扉から私が出る前にボスはすっかり空間の中に入っていた。

入るとボスも他の三人と同じようにしゃがみこんでしまった。

私以外が入ると、とりあえず脱力するのだろうか?
なんて便利!

扉から出て、ボスを見下ろす。

「出口はどこ?」

「...左突き当たりのエレベーター...
地上一階...」

左に向かって歩くと本当にエレベーターがあった。
/122ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ