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知らなくってもいい性
第13章 家に帰りたい?
その状況に耐え兼ねたのか、カズキが喋りだした。

「このアジト、ボスが作ったんだよ。ボスのお父さんは大手鉄鋼業の経営者で、お金には不自由してないんだって。ボスは一応、表の顔があるらしいからたまにいないときもあるけど。
おかげで、俺はここで仲間と一緒に楽しく暮らしてる。」

「でも、夜勤とかって言ってるけど、何やってるの?」

あまり喋りたくないけど、情報収集をしなければ。

「ああ、交替でアジトに変なやつが近づいてこないか見張ってる。ほら、俺らの能力に敵対するような組織が突然襲ってくるかもしれないじゃん。」

敵対する組織って...“ごっこ“もここまでくると幸せだな。

「あとは、同じように能力持ってる人を見つけたら勧誘したりしてるかな。

ね。バナナ、エロく食べてよ。」

普通に食べてやった。

そういえば、昔もこいつは同じようなことを言ってたな。
あの時からちょっとエロかったけど、なんか変に進化でもしちゃったのだろうか?

グビッと栄養ドリンクを飲みながらふいに昔を思い出す。

「マキさんは相変わらずつれないなぁ。別にそういうとこも好きだけど。

そういう訳で、アジトの付近も内部もちゃんと監視してるから、変な気起こさないで、ちゃんとここにいて。」

「...私は帰りたい。」

「マキさん、本当に帰りたい?」

...なんでそんなこと聞くんだろ。

「ご飯も食べたし、久々に一緒にお風呂入ろうよ。マキさんも身体きれいにしたいでしょ?」

どちらかというと一人で入りたい。
けど、カズキは私の手を引いてシャワー室へと向かった。

さすがに金持ちなだけあってか、シャワー室もきれいな造りになっていた。
ちゃんと脱衣所も仕切られており、少し広めの浴槽もついていた。

でも、よく見るとそれだけじゃなかった。
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