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BlueSpinel~快楽に噎(むせ)ぶ処女姉妹~
第2章 交渉・晶の場合
晶から見て
あまりにも無用心な男だった。
こんな関係でホテルに入ったら
別にラブラブ気分じゃなくても、一緒にシャワーを使うものだ。
1人でいる時間があると、魔が差してしまう事もある。
それを未然に防ぐためだ。
(間抜けすぎるって。このオッサン)
晶は笑顔から
ぶっきらぼうな表情に変わっていた。
別にスリ取ってまで稼ごうとは思わない。
男に手渡されるカネだけで充分だし
むしろ
男が喜んで差し出す事に、快感がある。
そんな感覚で遊んでいた。
ただ、隙だらけな匠海に呆れていた。
財布にはクレジットカードの類も多かった。
何となく探っていると、カードに混ざって
一枚の写真が出てきた。
それを見て、晶は目を丸くした。
晶の、家族の写真だった。
晶本人も写っている。
古い。まだ幼い頃の写真だ。
「何だよコイツ」
晶の横顔に
にわかに険(けん)が差した。
あまりにも無用心な男だった。
こんな関係でホテルに入ったら
別にラブラブ気分じゃなくても、一緒にシャワーを使うものだ。
1人でいる時間があると、魔が差してしまう事もある。
それを未然に防ぐためだ。
(間抜けすぎるって。このオッサン)
晶は笑顔から
ぶっきらぼうな表情に変わっていた。
別にスリ取ってまで稼ごうとは思わない。
男に手渡されるカネだけで充分だし
むしろ
男が喜んで差し出す事に、快感がある。
そんな感覚で遊んでいた。
ただ、隙だらけな匠海に呆れていた。
財布にはクレジットカードの類も多かった。
何となく探っていると、カードに混ざって
一枚の写真が出てきた。
それを見て、晶は目を丸くした。
晶の、家族の写真だった。
晶本人も写っている。
古い。まだ幼い頃の写真だ。
「何だよコイツ」
晶の横顔に
にわかに険(けん)が差した。