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BlueSpinel~快楽に噎(むせ)ぶ処女姉妹~
第2章 交渉・晶の場合
「……さっきのカフェなんだけど」
先刻2人が出会った、トークカフェの事だ。
「タクミさん、初めてじゃないの?」
「……はい
来店したのは初めてです」
「ふーん。で、感想は?」
「aッ…感想…ですか?」
質問しつつ
時おり晶の舌は、先端に絡んでくる。
不意討ちでザラリと舐めてくる。
「何だか、淫靡な雰囲気でした……」
「照明とか、悪趣味だからね~」
「はい…晶さんが居たのは
不似合いな気が、しました…っ」
「そーかな」
晶の手つきは
一層、ピッチを落としていく。
その替わりに、こね廻す動きは的確に
カリの辺りを捉えていた。
「あっ、もう、イけそうです」
スキンを被った匠海のペニスが
びくびくと脈打っている。
明瞭とした刺激さえあれば
もうすぐにでもフィニッシュしそうだ。
「タクミさんはさー……」
それでもお構いなしに
晶は質問を続ける。
「あのカフェに、アキラは似合わない!
……そう思ってるの?」
「そ、そうです」
「……どうして?」
「それは、常識的に考えて
悪い男の誘惑が、ありそうだと……」
それを聞いて、晶は鼻白んだ。
どっちが、どっちを誘惑していると?
男を誘惑して稼いでいるのは
晶の方だ。それは最初から変わらない。
匠海の優しそうな言動は
晶からすれば認識不足もいい所だった。
それは、晶を苛々とさせる。