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小さな恋のうた
第3章 彼氏が3人!?


「まじ、あいつら子供だよな。」



『いっちゃんだって

毎日迎えに来るくせに?』



「…2人と一緒にすんなよ。」



『どゆこと?』





私が聞くと、いっちゃんは

一瞬足を止めてこちらを向いた。






「俺は香織が好きだ。

友達じゃなく、女として。」



『えっ…。』



「香織はただの幼なじみ

だと思ってるかもしんねぇ。

でも俺はずっと好きだった。

付き合ってほしい。」



『いっちゃん…?』






そう告白したいっちゃんは

私を柔らかく抱きしめた。







「はーい!カットカットー!」



「一樹、お前!」







そこに現れたのは

さっき分かれたばかりの

ゆうちゃんとまさ兄だった。






「いっちゃんの嘘つきー。」



「何一人で格好つけてんだよ。」



「邪魔するなよ!

俺は本気なんだ。」





いっちゃんはまさ兄に

つかみかかった。





「僕も!僕だって香織ちゃん

のこと、ただの幼なじみ

なんて思ったことないよ!

香織ちゃん。僕と付き合おう。」



「祐希!お前な…。」





今度はいっちゃんは

ゆうちゃんの胸ぐらを掴んだ。





「俺もだよ。だだの可愛い

妹分じゃない。

香織を守ってやれるのは俺だ。

俺と付き合え。」



「おい!祐希!まさ兄!

何勝手なこと言ってんだよ。

香織が決めることだろ!」



「そうだよね…ごめん。」



「あぁ。どうなんだ、香織。」





3人は私を一斉に見つめた。





『ゆうちゃん…

いっちゃん…

まさ兄…。

誰か一人なんて選べないよ。

みんな大切な人だもん…。

誰かと付き合って

誰かと付き合えないなんて

決められるわけないよ…。』



「そっか。ごめんな、香織。」




いっちゃんが悲しそうな目で

私の頭をぽんと撫でた。





「ごめんね。香織ちゃん。」



「なんだよ!湿気た顔すんな。

久しぶりにゲーム大会でもやっか?」



『うん、いいね。』






よどんだ空気を払うように

まさ兄が切り出して

みんなでまさ兄の家で

ゲーム大会をやることになった。






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