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秘密にしろよ
第2章 社内sex大歓迎
仁谷さんと交わってから2日が経過していた。

皆…あんな事してるんじゃねーか?…と言う、疑いの眼差しで辺りを観察していた。

さっきトイレに立ったとこなのに、戻ってきて早々何か紙を開いて確認すると、辺りをキョロキョロと眺めて何処かへ消える…と言う、可笑しな行動が目に止まる。

しかも、大体のイケメンが全く同じでは無いにしろ、そんな事をしていた。

きっと…何処かの部屋で、俺が仁谷さんとした様な事をしてるんだ。

相手の女も何となく分かる様になった。

可笑しな行動の直前まで、イケメンの回りをチョロチョロとしている女。

多分その女がその日の相手なんだろう。

しかも数時間戻って来なかったとしても、咎められる事も、捜される事もない様だった。

暗黙の了解?

…何なんだ…この会社。

社内sex大歓迎かよ。

恋愛より…たち悪いじゃん。

それと、もうひとつ分かった事があった。

それは社長の事。

社長室のドアノブにはたまに、『会議中』の札がかけられている。

立入禁止…と言う事だ。

会社には会議室と言うものが存在しているのに、社長室なんかでするとは思えなかった。

…社長室で何してんだ?

勿論社長には秘書が居る。

けど…それは男だった。

だから余計疑った。

そっち系じゃないのかと。

イケメン秘書は、会議中は此方へ来ていた。

何をする訳でもなく、ブラブラ見回っているだけだった。

そして携帯が鳴ると、社長室へと戻って行く。

絶対可笑しい。

社長…貴方もやらかしてますね?

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