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秘密にしろよ
第9章 新しい生活
ベッドルームへと着くと、もう飽きてきたけど目を見張った。
…だからぁ…何人で寝るんだっての。
会社のスウィートルームと、あまり変わらない位のデカイベッドが俺の目に飛び込んでくる。
「…恭介って…寝相悪いの?落ちるからってこんなデカイのにしたんだろ?」
と俺は少し呆れながら聞いた。
「…寝相は…別に悪くないと思うが…分からん…自分じゃ。」
とそのベッドに腰をかける。
「…言われた事ないんだ?寝相悪いよって。」
と俺も隣に腰をかける。
「…誰に言われるんだ?俺は…誰とも寝た事はない。」
とごく普通に答える。
…えっ?
「…何それ…もしかして…付き合った事ない…とか言うなよ。」
と俺は恭介を見つめる。
「…ない。」
と恭介は微笑んだ。
…えーーーっ!!!!嘘だろ?!
「なっ…何でぇ?!嫌…俺もないけど…恭介って…何者?!」
と大袈裟に驚いて見せると、
「…何者と聞かれても困るが…好きだと思ったのは…お前と江奈だけだ。それまでは…出逢った事がない。」
と優しく微笑んだ。
…俺と…同じなんだ。
恭介と俺は…似ているのかも知れない。
だから惹かれ合ったのだろうか。
だからこんなにも早く…恋に落ちたんだろうか。
「…恭介も長男なの?」
と俺は真面目に聞く。
「…ああ。長男だ。ただし…良く出来た姉が居る。名前はそっちが残してくれた。姉だけは知っているからな…俺がバイセクだって事。」
俺は胸が軋んだ。
俺は…一人っ子だ。
誰も代わりなんてしてくれない。
寂しそうな顔した俺を、恭介はそっと抱き締めてくれた。
「…今は何も考えるな。二人の時間を…大切にしたい。」
優しい声でそう言った恭介に、俺は顔をウヅメタ。
…だからぁ…何人で寝るんだっての。
会社のスウィートルームと、あまり変わらない位のデカイベッドが俺の目に飛び込んでくる。
「…恭介って…寝相悪いの?落ちるからってこんなデカイのにしたんだろ?」
と俺は少し呆れながら聞いた。
「…寝相は…別に悪くないと思うが…分からん…自分じゃ。」
とそのベッドに腰をかける。
「…言われた事ないんだ?寝相悪いよって。」
と俺も隣に腰をかける。
「…誰に言われるんだ?俺は…誰とも寝た事はない。」
とごく普通に答える。
…えっ?
「…何それ…もしかして…付き合った事ない…とか言うなよ。」
と俺は恭介を見つめる。
「…ない。」
と恭介は微笑んだ。
…えーーーっ!!!!嘘だろ?!
「なっ…何でぇ?!嫌…俺もないけど…恭介って…何者?!」
と大袈裟に驚いて見せると、
「…何者と聞かれても困るが…好きだと思ったのは…お前と江奈だけだ。それまでは…出逢った事がない。」
と優しく微笑んだ。
…俺と…同じなんだ。
恭介と俺は…似ているのかも知れない。
だから惹かれ合ったのだろうか。
だからこんなにも早く…恋に落ちたんだろうか。
「…恭介も長男なの?」
と俺は真面目に聞く。
「…ああ。長男だ。ただし…良く出来た姉が居る。名前はそっちが残してくれた。姉だけは知っているからな…俺がバイセクだって事。」
俺は胸が軋んだ。
俺は…一人っ子だ。
誰も代わりなんてしてくれない。
寂しそうな顔した俺を、恭介はそっと抱き締めてくれた。
「…今は何も考えるな。二人の時間を…大切にしたい。」
優しい声でそう言った恭介に、俺は顔をウヅメタ。