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秘密にしろよ
第9章 新しい生活
言われた通りのセットを持って、着替えに行った。
着替えながら鏡を見る。
…うわぁ…俺…めっちゃ遊んでそう。
と一人で吹いた。
着替え終えて扉を開けると、机に凭れた恭介がこっちを確認する。
「…麟太郎…似合うな。」
と恭介が微笑んだ。
すると直ぐに店員さんが靴を持って来る。
…皮のブーツって…絶対高いだろ?!
俺は渋々それを履いた。
「…素敵ですぅ…モデルさんみたいですね?」
と店員が絶賛していた。
…買って欲しいからだろ?
すると恭介が、
「…これください。あっ…そのまま着て行くから…札取ってあげてよ。」
と店員さんに頼んでいた。
…なぁ?お前が選べって言って無かった?
そして恭介は店員さんにカードを渡す。
勿論ブラック。
…えっ?!買ってくれんの?全部?
そして店員さんは札を切ると、俺のスーツと靴を紙袋に入れてくれた。
俺は何か恥ずかしい気持ちで店を出る。
…こんな格好…した事ねーもん。
「…恭介…給料から払うよ。引いといてよ。」
と袖を引くと、
「ん?何で?…これは俺からのプレゼントだ。気にするなって言っただろ?」
と肩を抱いてくれた。
結局…値段は分からなかった。
いいのかな?…甘えて…。
「…ありがとう。でも…俺は何も出来ないから…その…」
と言いかけた俺の言葉を、
「…側に居てくれるだけでいい。」
と恭介は制した。
そして車に戻って、どこか目指して走り出した。
…どこに行くんだろ?
と思っていると、恭介の右手が伸びてくる。
俺はその手を取ると、ギュッと握り締めた。
着替えながら鏡を見る。
…うわぁ…俺…めっちゃ遊んでそう。
と一人で吹いた。
着替え終えて扉を開けると、机に凭れた恭介がこっちを確認する。
「…麟太郎…似合うな。」
と恭介が微笑んだ。
すると直ぐに店員さんが靴を持って来る。
…皮のブーツって…絶対高いだろ?!
俺は渋々それを履いた。
「…素敵ですぅ…モデルさんみたいですね?」
と店員が絶賛していた。
…買って欲しいからだろ?
すると恭介が、
「…これください。あっ…そのまま着て行くから…札取ってあげてよ。」
と店員さんに頼んでいた。
…なぁ?お前が選べって言って無かった?
そして恭介は店員さんにカードを渡す。
勿論ブラック。
…えっ?!買ってくれんの?全部?
そして店員さんは札を切ると、俺のスーツと靴を紙袋に入れてくれた。
俺は何か恥ずかしい気持ちで店を出る。
…こんな格好…した事ねーもん。
「…恭介…給料から払うよ。引いといてよ。」
と袖を引くと、
「ん?何で?…これは俺からのプレゼントだ。気にするなって言っただろ?」
と肩を抱いてくれた。
結局…値段は分からなかった。
いいのかな?…甘えて…。
「…ありがとう。でも…俺は何も出来ないから…その…」
と言いかけた俺の言葉を、
「…側に居てくれるだけでいい。」
と恭介は制した。
そして車に戻って、どこか目指して走り出した。
…どこに行くんだろ?
と思っていると、恭介の右手が伸びてくる。
俺はその手を取ると、ギュッと握り締めた。