この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密にしろよ
第10章 二人の想い
「あの人…昨日入って来た新しい社員さんなんです。」

と俺の前に座っている女が、そいつを見ていた俺に話してきた。

「…昨日?…中途採用?」

と俺はその子に聞いた。

「…何でも…社長がかなりプッシュしてたみたいですよ?別の会社に居たんですけど、気に入ったみたいで…。高額な給料をチラツカセタんじゃって…噂です。」

……恭介が?!……嘘だろ?!

そっちのライバル?!

嫌…こいつが正常なら…心配は…

…俺だって…正常だったじゃん。

しかも…興味ないって…もしかしてこいつ…ゲイ?!

色んな事が頭を占領して、俺は食べる手を止めていた。

…嫌だよ…恭介は俺の…俺のだっ。

一緒に住む約束だってしてるんだ。

絶対に…渡さない。

すると食堂に恭介が入って来た。

恭介が来るといつもザワツクので、直ぐに分かる。

恭介はいつもの定食を手に、俺の方へ…嫌…隣のあいつの方へと歩いて行った。

…胸が軋んだ。

そしてそいつの前の女をどかせると、恭介はそこへと座る。

…俺に…気付いてない?

「…シロヤ…ありがとな。また…ゆっくり話そう。」

と、シロヤ…と呼んだその男に微笑んでいた。

心なしか…そいつは顔を赤らめた様に感じた。

俺…ヤバイ。

…苦しいんだけど…。

すると恭介は俺をチラッと見ると、

「…麟太郎。こいつは…城谷 翼(しろや つばさ)だ。昨日から内の社員になった。宜しく頼むぞ。」

と微笑む。

城谷が初めて俺を確認する。

真正面から見ると、尚更綺麗な顔立ちをしていた。

「…森重です。宜しく。」

と俺が言うと、城谷は思っても無かった反応を示した。

/162ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ