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秘密にしろよ
第12章 女って…
けど…本当に可愛いな。

女って…こんなに変われるもんなの??

「…いつも…そんな風にしてればいいじゃん。」

俺は窓からの景色を見ながら、運転席の江奈に話しかける。

「…ですが…ワタクシ別に…興味ございませんし…」

と少し困った様に答えた。

「…そっか…江奈が興味あんのって、2次元だもんな?」

と俺は江奈をからかって笑った。

「…いえ…今は…麟太郎さんの方が好きです。」

と江奈は前を見ながら、ハッキリとそう言った。

俺は…江奈のそう言う素直なとこが…好きだ。

でも俺は…江奈を幸せにしてあげる事は…出来ないよ。

胸を軋ませながら、

「江奈……凄い可愛かったよ。昨日…ありがとな…恭介の事…」

と俺も素直な気持ちを伝えた。

「……いえ…」

と江奈はそれだけ言うと、顔を真っ赤に染めていた。

……?

恥ずかしくて赤くなったのか、それとも……

「…ひとつ聞いていい?」

と俺は江奈を覗き見た。

「……はい?」

と江奈はこちらを見ずに答える。

「…何で…赤くなってんの?…江奈の…正直な気持ち…聞かせてよ?…恭介の事…今はどう思ってんの?」

と俺は江奈を見つめた。

暫く沈黙が続いた。

そして大きく息を吸うと、江奈はゆっくりと答えた。

「…恭介さんも…素敵です。正直…もっとして欲しいとさえ思いました。すごく優しさが伝わってきて……今は…恭介さんも…好きです。」

そこで少し息を付くと、更に言葉を綴った。

「…昨日の様な事…全然嫌じゃないです。」

と更に顔を真っ赤に染めた。

俺は…少し不安になった。

この気持ちを恭介が知ったら……

恭介は…どちらを選ぶのだろうか…。

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