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秘密にしろよ
第3章 社長室の秘密
俺は少しの間呆然としていた。

……中出ししちゃった。

ヤバくない?

そんな俺の気分を読んだのか、

「…あたし…3年前に病気して…子宮無いんだ。だから…大丈夫だよ?」

と微笑んだ。

俺は言葉が見付からなかった。

「…今は別に…吹っ切れてるから…それに…あたしから誘ったんだよ?…そんな顔しないで。」

黙ってしまった俺に、濱中さんは笑って言った。

俺は何か別の話題を考えた。

…そうだ。

「…秘書の仕事って…何?沢山居る必要あんの?」

と服を整えながら聞いた。

同じく服を整えながら、

「…性欲処理?って感じかな。」

とアッケラカンと答えた。

…性欲…処理ぃ?

「…何…それ…10人…嫌、9人と?」

と俺は呆れながら聞いた。

「…10人だよ。社長…両刀だから。たまに男が抱きたくなるみたいよ。」

と笑っていた。

…ちょちょちょ…男に関しては…まぁいいや。

そんな人も居るんだから。

「あの…眼鏡かけた…ダサい女もぉ?」

と思わず本音を言ってしまった。

「…ああ…江奈ちゃん?…そうだよ。江奈ちゃん…結構気に入られてるよ。頻度的に…一番多いんじゃないかな?ああ見えて…凄いんじゃないの?聞いた事はないけど。絶倫の社長を翻弄させる位だから。」

俺は固まっていた。

…し…信じられるかよ…んな事。

「…社長…趣味悪いなぁ。」

と呟くと、

「そお?…江奈ちゃん…可愛い顔してるよ?眼鏡取った所見たら…多分分かるんじゃない?社長の気持ち。」

と濱中さんは微笑んだ。

…嫌…どーかな?それは…

俺はまだ…全く信用していなかった。

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