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秘密にしろよ
第4章 牧瀬 江奈(まきせ えな)の魅力
それから数日後、俺は風邪を引いて会社を休んでいた。

午前中に病院に行って、薬を貰って帰って来ていた。

…あっ…飯買うの忘れてた。

食欲は無かったが、何か口に入れとかないと…と思い、帰りに買うつもりだった。

…独り暮らしは…これだから。

大学時代なら、電話1つで来てくれる女がワンサカ居たが、今は…これと言って見当たらなかった。

それに…皆仕事もあるし。

こんな時だけ、彼女と言う存在が欲しくなる。

…勝手過ぎるよな。

俺は諦めて、酒のツマミとして買っていた、サラミを切らずにかじっていた。

3口程食べて薬を飲んで、ベッドにゴロンと寝転んだ。

…あぁあ…暇だけど…身体が痛い。

何もしたくない。

寝るしかねーよな?

明日には治ってて欲しいし。

と目を瞑った途端、携帯が鳴り響いた。

…誰だよ?

恐る恐る確認すると、会社からだった。

…?何か問題でも?

俺は掠れた鼻声で携帯に出た。

「…はい…森重です。お疲れ様です。」

すると聞き慣れない声で、

『…お疲れ様です。具合は如何なもんでしょうか?あっ…申し遅れましたが…わたくし…マキセと申します。』

と早口に応える。

…この口調…絶対あいつだよな?

俺は何となくは分かっていたが、

「…マキセさん?」

と分からない振りをした。

『…あっ…御存知ない?第7秘書のマキセ エナです。この間は…お金を拾って頂き有り難うございました。覚えていらっしゃらない?…あの…自動販売機でですね…』

とまだまだ続きそうだったので、

「あぁ…分かった分かった。…で?何か問題あった?」

と話を進めた。

…ったく…何でお前が番号知ってんだよ。

俺はイラッとしていた。


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