この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密にしろよ
第4章 牧瀬 江奈(まきせ えな)の魅力
暫くすると、チャイムが鳴り響いた。
…来やがったな。
俺は重い身体を起こすと、玄関へと向かった。
鍵を開けてそっと扉を開く。
すると勢い良く扉が向こうに引っ張られた。
俺は危うく倒れそうになった。
「お疲れ様です。あっ…入っても宜しいですか?でわでわ失礼致します。はい。あっ…お構い無く。寝ていて下さい。」
となかなか強引に入り込んで来やがった。
「…嫌…いいよ。別に眠くないから。」
とソファに座った。
すると牧瀬さんは、おもむろにエプロンを鞄から取り出すと、慣れた手付きで着けていた。
その際に眼鏡に当たってしまった様で、眼鏡が勢い良く下に落ちた。
「あっ…スイマセン。えっと…あれ?」
と自分の下を探っていた。
…誰に謝ってんだ?ってか…ドンだけ目悪いんだよ?
「…そこ。そこそこ。違うよ…右だよ。…ああもうっ…」
と俺は立ち上がって牧瀬さんの側まで行くと、眼鏡を拾ってあげた。
「…はい。…かなり目悪いんだな?……………。」
と眼鏡を握り締めたまま、俺は固まってしまった。
…お前…誰だよ?
「…あ…あの?眼鏡…返して頂けますか?輪郭が辛うじて分かる位です故。…もしもーし…聞こえてますぅ?」
と牧瀬さんは俺を覗き込んできた。
その上目使いの可愛い事可愛い事…。
何だ?滅茶苦茶可愛いんだけど…マジか?
俺はまだ眼鏡を返さずに、牧瀬さんのひっつめ髪に手をやると、ゴムを引っ張って外した。
サラッと長い髪が、牧瀬さんの肩に落ちる。
「あの?…か…返して下さい。何故にほどかれたのですか?…あっ…眼鏡…とにかく眼鏡をお返し下さい。」
と頬を紅潮させながら、俺の腕を掴んできた。
…ヤベッ…マジで可愛いんだけど。
社長の気持ち…早々と分かったわ。
…来やがったな。
俺は重い身体を起こすと、玄関へと向かった。
鍵を開けてそっと扉を開く。
すると勢い良く扉が向こうに引っ張られた。
俺は危うく倒れそうになった。
「お疲れ様です。あっ…入っても宜しいですか?でわでわ失礼致します。はい。あっ…お構い無く。寝ていて下さい。」
となかなか強引に入り込んで来やがった。
「…嫌…いいよ。別に眠くないから。」
とソファに座った。
すると牧瀬さんは、おもむろにエプロンを鞄から取り出すと、慣れた手付きで着けていた。
その際に眼鏡に当たってしまった様で、眼鏡が勢い良く下に落ちた。
「あっ…スイマセン。えっと…あれ?」
と自分の下を探っていた。
…誰に謝ってんだ?ってか…ドンだけ目悪いんだよ?
「…そこ。そこそこ。違うよ…右だよ。…ああもうっ…」
と俺は立ち上がって牧瀬さんの側まで行くと、眼鏡を拾ってあげた。
「…はい。…かなり目悪いんだな?……………。」
と眼鏡を握り締めたまま、俺は固まってしまった。
…お前…誰だよ?
「…あ…あの?眼鏡…返して頂けますか?輪郭が辛うじて分かる位です故。…もしもーし…聞こえてますぅ?」
と牧瀬さんは俺を覗き込んできた。
その上目使いの可愛い事可愛い事…。
何だ?滅茶苦茶可愛いんだけど…マジか?
俺はまだ眼鏡を返さずに、牧瀬さんのひっつめ髪に手をやると、ゴムを引っ張って外した。
サラッと長い髪が、牧瀬さんの肩に落ちる。
「あの?…か…返して下さい。何故にほどかれたのですか?…あっ…眼鏡…とにかく眼鏡をお返し下さい。」
と頬を紅潮させながら、俺の腕を掴んできた。
…ヤベッ…マジで可愛いんだけど。
社長の気持ち…早々と分かったわ。