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秘密にしろよ
第4章 牧瀬 江奈(まきせ えな)の魅力
「…んっ…」

…俺…寝てたんだ…。

!!!!!?!

ふと目を開けると、目の前に牧瀬さんが居た。

…えっ?あれっ?寝てんの?

牧瀬さんはスースー寝息を立てて、どうやら眠っている様だった。

…帰るって言ってたのに。

俺はクスッと笑うと、その可愛らしい寝顔を見ていた。

そしてそっと唇を重ねた。

触れるだけの優しいキス。

ドキドキした。

鼓動で目が覚めるんじゃないかって程に、ドキドキしていた。

…何だよ…これ。

気持ちいい…。

身体が…変だ。

痺れてんの?

熱…出てきたのかな?

身体が…熱い。

俺はもう一度唇を重ねた。

今度は少し深く…チュクッと音がする位。

その時、牧瀬さんの瞼が震えた。

…ヤベッ。

俺はパッと離れると、寝た振りを決め込んだ。

「…ん…うわっ…わたくし…寝てしまって…」

と牧瀬さんは独り言を言うと、ガサガサとベッドから出て行った。

…バレてないよな?

そして暫くは、向こうの部屋で何やらゴソゴソしていたが、カチャンっと音がして帰って行った様だった。

…帰っちゃった…か。

俺は起き上がると、リビングに向かった。

!!!!!!!

部屋が綺麗に片付いて、テーブルの上にはおにぎりと手紙が置いてあった。

『お腹が空いたらお召し上がり下さい。中身は鮭でございます。お薬もキチンとお飲み下さいね。牧瀬江奈』

…出来た秘書だ事。

俺は何だか分からないイライラ感に襲われた。

…社長…牧瀬さんに惚れてんだよな?

社内恋愛禁じてる癖に。

社長って言う肩書きを使って、二人で合ってるんだよな?

ズルいよ…。

…何?…胸が痛い。

俺…ヤキモチ焼いてんの?

はぁ?…何で?

あぁもぉっ…意味わかんねー。

俺は一人頭を抱えていた。
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