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秘密にしろよ
第6章 崩れ行く理性
…もうすぐ1時間経つな。

俺は重い腰を上げると、社長室へと向かった。

もう『会議中』の札は掛かっていなかった。

…あぁもうっ…どうにでもなれっ…。

俺は変な気合いを入れると、社長室の扉をノックした。

『どうぞっ。』

中から社長の声がする。

「…失礼致しますっ。森重です。」

と言いながら扉を開ける。

「ああ。すまんな…。どうだ?忙しいか?」

社長はいつも通り涼しげに微笑む。

…さっきまで…やらかしてた癖に。

「いえ…はい。ボチボチ…」

俺は訳の分からない返事を返した。

「ま…そこに座れ。お茶でも…」

と社長は何やら呼鈴の様な物を鳴らす。

俺は言われた通り、高級そうなソファーへと腰を降ろした。

すると奥の扉から、

「失礼致します。お茶をお持ち致しました。」

と牧瀬さんが現れた。

!!!!!!

俺はかなり動揺していた。

牧瀬さんが俺の前にお茶を置く。

「どうぞ。」

「ありがとう…ございます。」

そんなありきたりな会話をして、牧瀬さんはスーっと奥の扉へと消えて行った。

…俺の顔…見ようともしなかったな。

すると社長が立ち上がって、俺の前の席に座った。

「…森重。少しお前の話を聞きたい。」

社長はそう言いながら、俺の顔を真っ直ぐに見つめた。

…綺麗な顔だよな。マジで。

んな顔して…男抱いてんのかよ…。

俺は…襲われたら…マジでヤバイかもな。

身を委ねてしまいそうだよ。

「…俺の…話ですか?何を話せば?」

と戸惑っていると、

「…では…単刀直入に聞こう。秘書の仕事は知っているか?」

と優しく微笑んだ。

俺は思わずお茶を吹いてしまった。
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