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秘密にしろよ
第6章 崩れ行く理性
俺は服を整えると、恭介と何気に目が合って顔が熱くなった。
「…麟太郎…俺の前でだけ…恭介と呼ぶんだぞ。外では社長だ。お前が秘書になった時点で…関係はバレるだろうが…あくまでも社長といち社員だ。」
恭介はそう言うと、俺を後ろから包み込む。
「…はい。分かってます。」
俺は恭介の腕を握った。
…何か…このまま…時間が止まって欲しいって…
何だよ…何でこんなに…
…苦しいんだ?
「…麟太郎…俺が…好きか?」
と耳元で囁く。
吐息が耳にかかる。
俺はまた…腰が砕けそうになった。
「…恭介…恭介が…愛しい…です。」
すると恭介は耳たぶを軽く噛むと、
「…また…抱いてやる。今度はもっと…感じさせてやるから。」
と舌を耳の端に這わせた。
「んっ…」
思わず漏れた声に、
「…麟太郎は…感じやすいな。」
と笑っていた。
俺はまだ離れたくなかった。
腕を強く掴んだまま、離そうとしなかった。
「…なぁ…麟太郎…俺もずっとこうして居たい。だがな…仕事があるんだ。…麟太郎お前もだぞ。早く戻れ。」
と俺を離すと、優しく微笑んだ。
そして俺は社長室を後にした。
…恭介は凄いや。
勝てる訳ない。
男の俺さえも魅了する。
俺は…何をしてるんだ?
憧れが…好きに変わる…。
こんな筈じゃ無かったのに…。
感情の変化が忙しすぎて、俺は頭が可笑しくなりそうだった。
「…麟太郎…俺の前でだけ…恭介と呼ぶんだぞ。外では社長だ。お前が秘書になった時点で…関係はバレるだろうが…あくまでも社長といち社員だ。」
恭介はそう言うと、俺を後ろから包み込む。
「…はい。分かってます。」
俺は恭介の腕を握った。
…何か…このまま…時間が止まって欲しいって…
何だよ…何でこんなに…
…苦しいんだ?
「…麟太郎…俺が…好きか?」
と耳元で囁く。
吐息が耳にかかる。
俺はまた…腰が砕けそうになった。
「…恭介…恭介が…愛しい…です。」
すると恭介は耳たぶを軽く噛むと、
「…また…抱いてやる。今度はもっと…感じさせてやるから。」
と舌を耳の端に這わせた。
「んっ…」
思わず漏れた声に、
「…麟太郎は…感じやすいな。」
と笑っていた。
俺はまだ離れたくなかった。
腕を強く掴んだまま、離そうとしなかった。
「…なぁ…麟太郎…俺もずっとこうして居たい。だがな…仕事があるんだ。…麟太郎お前もだぞ。早く戻れ。」
と俺を離すと、優しく微笑んだ。
そして俺は社長室を後にした。
…恭介は凄いや。
勝てる訳ない。
男の俺さえも魅了する。
俺は…何をしてるんだ?
憧れが…好きに変わる…。
こんな筈じゃ無かったのに…。
感情の変化が忙しすぎて、俺は頭が可笑しくなりそうだった。