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秘密にしろよ
第7章 嫉妬
俺は暫く動けなかった。

胸が痛くて…苦しくて。

更に牧瀬さんは言葉を重ねた。

「…秘書になられるんですよね?社長が今居る秘書全員に…発表していました。まだ…内密にとは言われましたが。」

俺は苦しくてその場にうづくまった。

「!!!!!?!どうされました?森重さん…?!大丈夫ですか?」

と牧瀬さんが俺の肩を掴む。

「…あい…たい…」

俺は途切れ途切れ掠れた声で呟く。

「えっ?何ですか?ちゃんと大きなお声で言って頂けませんか?」

と牧瀬さんが俺を揺する。

「…逢いたい…恭介に…逢いたくて…胸が痛くて…何だよ…これ。…息が…苦しいんだ。」

と俺は胸を押さえた。

「……それは…恋患いですね。治す薬は御座いません。しかも…相手が殿方とは…。意外な展開でありまして…ワタクシにもそれは…分かりかねます。はい。」

と何故か頬を染めていた。

「…なぁ?」

と言って俺はスクッと立ち上がると、牧瀬さんを又逃げられない様に塞いだ。

「なっ…何ですか?そんな…スゴマレましても…ワタクシにはどうする事も………」

俺は牧瀬さんに唇を重ねた。

目を見開いて固まっている牧瀬さんには構わず、俺はどんどん深くキスをした。

チュクっと音が響く。

…何で抵抗しないんだ?

俺は牧瀬さんの様子を見ながら、深いキスを繰り返す。

壁に付けていた手を、牧瀬さんの背中に回してギュッと抱き締める。

そのうち牧瀬さんの手も…俺の背中に回された。

!!!!!!?!

…何で…?

俺はそっと唇を離すと、

「…俺を…助けてよ。」

ともう一度唇に吸い付いた。

牧瀬さんの手が、俺の背中をギュッと掴んだ。
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