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秘密にしろよ
第7章 嫉妬
「…ワタクシも…助けて下さい。」
!!!!!?!
キスの合間に牧瀬さんが呟く。
「…何を…何を助ければいいんだよ?」
と俺は牧瀬さんの肩を掴んだ。
牧瀬さんは顔を紅潮させて、伏し目がちに答える。
「…ワタクシを…女にして頂けませんか?」
俺は一瞬訳が分からなかった。
…何言って…
!!!!!!!?!
「…お前の…初めてを奪えって事?」
俺はまさかとは思いながらも、そう聞いた。
すると牧瀬さんは、真っ赤な顔で頷いた。
「…はぁ?何で俺に?…恭介に頼めよ!お前だって恭介が好きなんだろ?」
俺はどうしていいのか分からずに、声を荒らげた。
「…ワタクシは…貴方をお慕い申し上げております。」
と何やら難しい口調でコクられた。
…江戸時代か。
俺ぇ?!えーっ?!
絶句している俺に、更に衝撃な事を口にする。
「…忘れられないのです。…その…貴方の素肌が…貴方の声が…ワタクシの脳裏に焼き付いて…もう…苦しいのです。…今の貴方と…同じなのです。」
俺は少し俯くと言葉を綴った。
「何で…何で今更…。俺はもう…お前を抱く資格はない。ましてや…初めてなんて…今の俺には…奪えないよ。俺は…今でも…恭介を欲してるんだ。それに…恭介の大切な人…それも奪えない。」
…何でもっと早く…俺が恭介に抱かれる前に…言わないんだよ。
それなら…壊れる程…抱いてやったのに。
牧瀬さんは頬に一筋の涙を流すと、
「…貴方に…逢えて…良かったです。」
と微笑むと、走って部屋を飛び出した。
俺は追いかける事が出来なかった。
……俺…どうしたらいい?
本とは…
牧瀬さんも…好きなんだよ。
!!!!!?!
キスの合間に牧瀬さんが呟く。
「…何を…何を助ければいいんだよ?」
と俺は牧瀬さんの肩を掴んだ。
牧瀬さんは顔を紅潮させて、伏し目がちに答える。
「…ワタクシを…女にして頂けませんか?」
俺は一瞬訳が分からなかった。
…何言って…
!!!!!!!?!
「…お前の…初めてを奪えって事?」
俺はまさかとは思いながらも、そう聞いた。
すると牧瀬さんは、真っ赤な顔で頷いた。
「…はぁ?何で俺に?…恭介に頼めよ!お前だって恭介が好きなんだろ?」
俺はどうしていいのか分からずに、声を荒らげた。
「…ワタクシは…貴方をお慕い申し上げております。」
と何やら難しい口調でコクられた。
…江戸時代か。
俺ぇ?!えーっ?!
絶句している俺に、更に衝撃な事を口にする。
「…忘れられないのです。…その…貴方の素肌が…貴方の声が…ワタクシの脳裏に焼き付いて…もう…苦しいのです。…今の貴方と…同じなのです。」
俺は少し俯くと言葉を綴った。
「何で…何で今更…。俺はもう…お前を抱く資格はない。ましてや…初めてなんて…今の俺には…奪えないよ。俺は…今でも…恭介を欲してるんだ。それに…恭介の大切な人…それも奪えない。」
…何でもっと早く…俺が恭介に抱かれる前に…言わないんだよ。
それなら…壊れる程…抱いてやったのに。
牧瀬さんは頬に一筋の涙を流すと、
「…貴方に…逢えて…良かったです。」
と微笑むと、走って部屋を飛び出した。
俺は追いかける事が出来なかった。
……俺…どうしたらいい?
本とは…
牧瀬さんも…好きなんだよ。