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秘密にしろよ
第8章 秘書のお仕事
社長室の扉をノックして、ゆっくりと開く。
「…森重です。失礼致します。」
頭を下げて中へと入ると、秘書が全員集合していた。
「…森重。こっちだ。」
恭介が俺を呼ぶ。
俺は言われるがまま、そちらへと足を運んだ。
「これが書類だ。そして…その扉の奥が秘書の部屋だ。しかしお前のデスクは…そこにはない。」
一瞬秘書達がザワメク。
…?俺は…どこで仕事すんの?
恭介の言葉が、イマイチ理解出来なかった。
「…お前のデスクは…ここへ置く。」
と社長室の角を指差した。
秘書達が一層ザワメク。
「あの…社長?」
と濱中さんが口を開く。
「ん?…何だ?濱中。」
と恭介がそちらを向く。
「…その…会議中の札は…どうされるのですか?」
それは今までのこの部屋での情事を意味する。
これからは俺がこの部屋に存在するとなれば…
今までみたいには…いかないのでは?
すると恭介は微笑みながら、
「この会社には…沢山の部屋がある。ある1つの部屋に…ベッドを用意した。この部屋よりも厚い防音装置も設備した。これからはそこが…もう1つの会議室だ。…何か質問はあるか?」
と皆を見据えた。
心なしか皆の頬が赤く染まった様にも感じる。
…ベッド…。
そう言えば…俺はベッドの上では…抱かれた事ないな。
「…いえ。了解致しました。」
と濱中さんが微笑んだ。
満足そうな微笑みだった。
「…森重。空いたデスクをここへ運べ。俺も手伝う。」
と恭介は俺を促した。
「あっ…はい。」
と俺は奥の秘書の部屋へと、初めて足を踏み入れた。
「…森重です。失礼致します。」
頭を下げて中へと入ると、秘書が全員集合していた。
「…森重。こっちだ。」
恭介が俺を呼ぶ。
俺は言われるがまま、そちらへと足を運んだ。
「これが書類だ。そして…その扉の奥が秘書の部屋だ。しかしお前のデスクは…そこにはない。」
一瞬秘書達がザワメク。
…?俺は…どこで仕事すんの?
恭介の言葉が、イマイチ理解出来なかった。
「…お前のデスクは…ここへ置く。」
と社長室の角を指差した。
秘書達が一層ザワメク。
「あの…社長?」
と濱中さんが口を開く。
「ん?…何だ?濱中。」
と恭介がそちらを向く。
「…その…会議中の札は…どうされるのですか?」
それは今までのこの部屋での情事を意味する。
これからは俺がこの部屋に存在するとなれば…
今までみたいには…いかないのでは?
すると恭介は微笑みながら、
「この会社には…沢山の部屋がある。ある1つの部屋に…ベッドを用意した。この部屋よりも厚い防音装置も設備した。これからはそこが…もう1つの会議室だ。…何か質問はあるか?」
と皆を見据えた。
心なしか皆の頬が赤く染まった様にも感じる。
…ベッド…。
そう言えば…俺はベッドの上では…抱かれた事ないな。
「…いえ。了解致しました。」
と濱中さんが微笑んだ。
満足そうな微笑みだった。
「…森重。空いたデスクをここへ運べ。俺も手伝う。」
と恭介は俺を促した。
「あっ…はい。」
と俺は奥の秘書の部屋へと、初めて足を踏み入れた。