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秘密にしろよ
第9章 新しい生活
「…麟太郎…そろそろ昼だ。お前はどーする?」
俺が必死で打ち込みをしていると、恭介が隣から声をかけてきた。
…普通…秘書が社長に言う言葉なんじゃね?
「すっ…すいません。お昼です。」
俺は慌てて立ち上がった。
「くっ…クククク…お前は…。飽きないなぁ?」
と恭介は笑った。
「…あっ…俺は…何か適当に食べますから…どうぞ行って下さい。」
ともう一度座った。
すると秘書室からゾロゾロと秘書軍団が出てくる。
「行って参りまぁす。」
と口々に言うと、社長室から出て行った。
…一人足りない…。
…何してんの?江奈の奴…
俺は立ち上がると、秘書室を覗きに行った。
扉を開けると、奥のデスクで一人弁当を食べていた。
俺は江奈に近付いて、
「おっ…旨そうじゃんっ。これちょーだい。」
と卵焼きをひとつ摘まむと、口へとほりこんだ。
「あーっ!!!麟太郎さん…ワタクシ卵焼き大好物なのでありまして…」
と悲しそうな顔をした。
「何だよ…1個くらいいいじゃん。これ…お前が作ったの?」
と開き直って指を舐めていた。
「…はい。作りました故…。」
と江奈のデスクの横に、座布団が立て掛けられていて、その座布団は…ビリビリに裂かれていた。
「…なぁ?…江奈…」
俺は真剣な顔で江奈を見る。
「…はい?」
とご飯を頬張りながら、江奈がキョトンとしていた。
「…お前だけ…座布団ないの?ケツ…冷えんじゃねーの?」
と江奈を見下げると、
「…はい。…大丈夫なんです…よ?」
と苦笑いを浮かべる。
俺はイラっとして、その裂かれた座布団を掴み取ると、
「…これ…お前のじゃねーの?」
と江奈の顔に突き付けた。
俺が必死で打ち込みをしていると、恭介が隣から声をかけてきた。
…普通…秘書が社長に言う言葉なんじゃね?
「すっ…すいません。お昼です。」
俺は慌てて立ち上がった。
「くっ…クククク…お前は…。飽きないなぁ?」
と恭介は笑った。
「…あっ…俺は…何か適当に食べますから…どうぞ行って下さい。」
ともう一度座った。
すると秘書室からゾロゾロと秘書軍団が出てくる。
「行って参りまぁす。」
と口々に言うと、社長室から出て行った。
…一人足りない…。
…何してんの?江奈の奴…
俺は立ち上がると、秘書室を覗きに行った。
扉を開けると、奥のデスクで一人弁当を食べていた。
俺は江奈に近付いて、
「おっ…旨そうじゃんっ。これちょーだい。」
と卵焼きをひとつ摘まむと、口へとほりこんだ。
「あーっ!!!麟太郎さん…ワタクシ卵焼き大好物なのでありまして…」
と悲しそうな顔をした。
「何だよ…1個くらいいいじゃん。これ…お前が作ったの?」
と開き直って指を舐めていた。
「…はい。作りました故…。」
と江奈のデスクの横に、座布団が立て掛けられていて、その座布団は…ビリビリに裂かれていた。
「…なぁ?…江奈…」
俺は真剣な顔で江奈を見る。
「…はい?」
とご飯を頬張りながら、江奈がキョトンとしていた。
「…お前だけ…座布団ないの?ケツ…冷えんじゃねーの?」
と江奈を見下げると、
「…はい。…大丈夫なんです…よ?」
と苦笑いを浮かべる。
俺はイラっとして、その裂かれた座布団を掴み取ると、
「…これ…お前のじゃねーの?」
と江奈の顔に突き付けた。