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秘密にしろよ
第9章 新しい生活
7階へ着くと、俺はあの部屋を目指していた。

…鍵…俺が持ってるんだよねぇ…。

とスーツのポケットから鍵を出す。

部屋の前に着くと、何の躊躇いもなく鍵を開けた。

昼休憩が終わるまで…ここに居よう。

と俺は中へと入って、大きなベッドに寝転んだ。

…昨日は…ここで江奈を…抱いたんだな。

ってか…綺麗になってるし…。

と俺は上半身を起こして、辺りを見回す。

…誰がいつ掃除したんだ?

後で…恭介に聞かなきゃ…。

恭介に…。

…っ…何だよっ。

恭介なんか…江奈なんか…もう…

知る…か………




『…麟太郎…』

遠くで恭介の声がする。

あっ…あの時みたいだ。

…恭介の声…心地いいよ…

もっと…呼んで…俺の名前…もっと…

暖かい。

…?…唇が…熱い?……

「…麟太郎…」

と耳元で聞こえて、俺はハッと起き上がった。

…俺…寝てた?

ふと横を見ると、優しく微笑む恭介がいた。

「…恭介…」

俺はまだ理解出来ずに、ボーッと恭介の顔を見ていた。

「…寝顔も…可愛いなぁ?」

その恭介の言葉でやっと目が覚める。

「えっ!今…何時?!」

と自分の腕時計を確認する。

…15時20分…

「うわぁっ…やべっ…あぁ…ちょっ…恭介!!…嫌………社長……すいません。」

と俺は隣の恭介に謝った。

すると恭介は俺に覆い被さる。

「ちょっ…恭介?!…ダメだよ…時間が…仕事…終わんな…」

そこで恭介にキスをされて、言葉が途切れた。

どんどん深くなるキスに身体が痺れていく。

絡まる恭介の舌に、目眩さえ覚えた。

チュクっと唇を吸われて、

「んっ…」

と思わず吐息が漏れる。

…こんな目覚めのキス…朝だったら…会社なんて行けないよ…

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