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秘密にしろよ
第9章 新しい生活
暫くすると、秘書室から濱中さんが出てきた。

「…今から少し出てきます。1時間程で帰りますので…宜しく。じゃぁ…失礼。」

と意気揚々と社長室を出て行った。

…濱中…さんかよ。相手は。

と俺はトイレに行きたくなって、秘書室に声をかけに行った。

「…すいません。森重です。牧瀬さん居ますか?」

と江奈を呼んだ。

すると奥から返事がして、パタパタとこっちへ歩いてきた。

「はいはい。お待たせです。どうかされました?」

「…ちょっと電話番お願い出来る?トイレに行きたくて。社長も今居ないんだ。」

とお願いして、江奈に電話番をしてもらった。

俺は早足にトイレに向かった。

別に漏れそうな訳ではない。

仕事があるからだ。

トイレに入ると、速川先輩と出くわした。

…速川…先輩…

俺は緊張した。

あの紹介の日睨み付けられて以来だから。

「…おはよう…ございます。」

俺は頭を下げる。

「…おはよう。元気そうだな。」

と意外にも速川先輩は機嫌が良かった。

俺はホッとして微笑む。

俺がトイレをしていると、速川先輩は手を洗いながら、

「…今から…楽しんで来るよ…お前の飼い主さんとな…身体もつのかな?3Pなんて…ハハハハハ」

と消えて行った。

………3P?

俺は血の気が引いていた。

…恭介…マジかよ…

濱中さんと速川先輩と…恭介…

どんな風に…抱くんだ?

俺には想像すら出来なかった。

想像なんて…したくもないけど。

俺は青ざめながら、社長室へと戻って行った。

…トイレなんか…行かなきゃ良かった。

知らなくてもいい事は…きっとイッパイあるんだ。

社長室に入って、江奈の顔を見ると心が少し和んだ。

「…お帰りなさいませ。手…ちゃんと洗いましたか?」

俺は江奈に近付くと、無言でそっと唇を重ねた。

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