この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密にしろよ
第9章 新しい生活
秘書室で江奈と二人で仕事してると、
「…こっちは終った。そっちはどうだ?」
と恭介が近付いてきた。
俺はハッとして立ち上がる。
「あっ…俺のまだ…後少し残ってます。」
と慌てると、
「…こっちは終ったと言っただろ?大丈夫だ。終わらせておいた。江奈を手伝ってやれ。」
と恭介は笑っていた。
恭介が微笑みながら見てる中、俺達は必死で手を動かす。
「あーっもぉっ…手がモゲソウなんだけど…。お前馬鹿か…こんなの今から、ひとりでするつもりだったのかよ。明日までかかるわっ。」
「…すいませんです…ワタクシもサインがこんなに大変だとは…思いもよりませんでした故…。」
「ウルサイっ…これからは安請け合いすんなっ。こっちが迷惑なんだよ。」
「…はい。申し訳御座いませんです。…本とに…手がモゲソウで御座いますね?」
「お前ひとりでしてたら、絶対モゲテルからなっ。有り難く思えっ。」
俺達がブツブツ言いながら仕事してると、
「くっ…クククク…お前ら…いいコンビだな。……お似合いだよ。」
と恭介は笑っていたが、最後の言葉は少し寂しそうに聞こえた。
「ああっ!!!!終ったぁーっ!!!」
と俺が大袈裟に万歳した。
「…早いで御座いますね?パソコンは苦手な様ですが。」
「ん?何か言いましたかぁ?」
「いえ。…ワタクシも後1枚で御座います。しばしお待ちを。」
「…しばし待ちます故。」
「………ワタクシのマネですか?」
そんなやり取りを、恭介は微笑んで見ていた。
「…こっちは終った。そっちはどうだ?」
と恭介が近付いてきた。
俺はハッとして立ち上がる。
「あっ…俺のまだ…後少し残ってます。」
と慌てると、
「…こっちは終ったと言っただろ?大丈夫だ。終わらせておいた。江奈を手伝ってやれ。」
と恭介は笑っていた。
恭介が微笑みながら見てる中、俺達は必死で手を動かす。
「あーっもぉっ…手がモゲソウなんだけど…。お前馬鹿か…こんなの今から、ひとりでするつもりだったのかよ。明日までかかるわっ。」
「…すいませんです…ワタクシもサインがこんなに大変だとは…思いもよりませんでした故…。」
「ウルサイっ…これからは安請け合いすんなっ。こっちが迷惑なんだよ。」
「…はい。申し訳御座いませんです。…本とに…手がモゲソウで御座いますね?」
「お前ひとりでしてたら、絶対モゲテルからなっ。有り難く思えっ。」
俺達がブツブツ言いながら仕事してると、
「くっ…クククク…お前ら…いいコンビだな。……お似合いだよ。」
と恭介は笑っていたが、最後の言葉は少し寂しそうに聞こえた。
「ああっ!!!!終ったぁーっ!!!」
と俺が大袈裟に万歳した。
「…早いで御座いますね?パソコンは苦手な様ですが。」
「ん?何か言いましたかぁ?」
「いえ。…ワタクシも後1枚で御座います。しばしお待ちを。」
「…しばし待ちます故。」
「………ワタクシのマネですか?」
そんなやり取りを、恭介は微笑んで見ていた。