この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密にしろよ
第9章 新しい生活
手がモゲソウな仕事も終えて、3人で社長室から出てきた。

一緒にエレベーターに乗り込んで、後ろの壁に凭れていた。

そう言えば…恭介とエレベーターに乗ったり、こうして一緒に帰るのも…初めてだよな。

俺はそっと恭介を見上げる。

俺が173だから…恭介って…180はあるよな?

と俺が恭介を見つめていると、

「あの…恭介さん溶けてしまいますよ?そんなに熱く見つめては…ワタクシの方が照れてしまいます故。」

と江奈が赤くなっていた。

「…っ…バラスなよっ。恥ずかしいだろっ。」

と俺も顔を熱くした。

恭介は一瞬俺を見ると、フッと目を細めて微笑んだ。

!!!!!!!っ…

胸が…痛い。

そこで何故か気が付いた事があった。

俺…江奈をイカせてあげてないんだ。

もうひとつのイキカタ…教えてあげてないな。

今度ゆっくりと…教えてあげよう。

1階に着くと、

「…俺の車は向こうだ。江奈も乗って行け。駅まで送ろう。」

と恭介が前を歩き出す。

「いえっ…大丈夫で御座います。ワタクシ寄る所が御座います故…」

と恭介の誘いを断った。

「…どこ行くんだよ…こんな時間から。」

と俺が何気に聞くと、

「あっ…えっと…本屋で御座います。」

とみるみる顔を赤くさせていた。

「…駅前じゃん。…何で赤くなんの?」

と俺はここでハッとする。

「あっ!…お前…まだ2次元の…」

と言った所で、江奈が俺の口を塞いだ。

「…そそそそれは恭介さんの前では…」

と江奈が焦る。

「…何だ…お前らだけの秘密もあるんだな?」

と恭介は微笑んだ。

その微笑みには…どんな気持ちが隠されてんの?

と俺は少し胸が痛んだ。

/162ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ