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秘密にしろよ
第9章 新しい生活
「…おっ…お邪魔致します。」

と俺は急にかしこまってしまった。

すると又恭介が笑いながら、

「くっ…近々お前も住むんだろ?…慣れろ。」

と俺の背中をそっと押しながら、リビングであろう扉を開けてくれた。

…慣れるかっ。俺はいち庶民だ。

リビングに入ると、俺はもう帰りたくなった。

…無理だよ…慣れないよ…ってか…落ち着けないよ。

シンプルなんだけど…広すぎる。

嫌…シンプルが余計に広く感じさせてる。

俺は入り口付近で固まってしまっていた。

「…おい。大丈夫か?…まぁ…取り合えずそこに座れ。部屋着持ってくるから。」

と広い部屋に俺を置いて、恭介は姿を消した。

…泣きそう。

俺は言われた通り、物凄く高級そうな皮張りのソファーに腰を浅くかけた。

…落ち着かねーよ。

暫くすると、恭介が部屋着?に着替えてやって来た。

俺はボーッと見惚れていた。

…恭介…マジ格好いいっす。

濃い紫のシルク素材の上下が、何だか凄く色っぽかった。

「…麟太郎には…少し大きいが…。これしか無いんだ。また…買っておくよ。」

と恭介が今着ているのと色違いの上下だった。

…俺は…ジャージでいいんだけどな。

とか思いながらも、服を取り合えず脱いでいく。

その作業を恭介はソファーに座って眺めていた。

「…恭介…あんまし見ないでよ。何か恥ずかしいよ。」

と俺は脱ぎながら顔を赤く染めた。

「…そうだな。あまり眺めてると…抱きたくなる。麟太郎は…ビール飲むのか?ワインもあるが…。」

と恭介は立ち上がって、キッチンの方へと歩いて行った。

俺は恭介とオソロの部屋着を着ながら、

「あっ…ビールがいい。」

と慌てて答えた。

…ワインって言ったら…スゲーの出てきそうじゃん。

喉通んないよ。
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