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第1章 　２歳児に惚れた男？

その後も、

「この日本に、所在不明児童が何人いると思ってる～？　2900人もいるんだぞ？　その１人になりたいの～？」

「孤児院に行っても、馴染める保証はありませんし。大学進学したいと思われても、自力でその道を開くしか他なりません」

「ここにいれば病気になっても　すぐに主治医が飛んで来るし。料理人もスタッフも常駐。家庭教師も用意するし、ココは何の心配もいらないよ～？」

そんな、若干脅しにも似た説得を延々され。

結局、２歳児のココが出来る事なんて、不承不承　首を縦に振ることくらいだった。



だって、

「じゃあ、うちの子になりたくないなら、自力で山下れ」

なんて言うんだもん……。

この美味しそうな２歳児ボディーが、クマやらイノシシに餌食にされるじゃないかあ～～っ！！






――余談――

ｺｺ「養子縁組って、そんなすぐに出来るものなのお？」

龍「金に物言わせた。ぐへへ」

ｺｺ「………………」

龍「世の中やっぱり金だよな～　<(・з・)> ～♪」

ｺｺ「（こいつ、キライ……orz）」