この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いろはにほへと ~御手洗家の10の掟~
第2章  3歳児の憂鬱

己の孤軍奮闘ぶりに、早々に負けを認めたココ。

ぎゅっと大きな瞳を閉じると、半ばやけくそで目の前にある滑らかな頬にチューをしたのだった。

ちなみに3歳児のチューなんて(顔の凹凸が貧相だから)顔面をぺったり押し付けている様なものだが。

「ん~~♡ よく出来まちた、ココ! 良い子良い子っ」

そう褒め称えながら、お返しのチューを顔中に押し付けてくる男に耐え。

ようやく解放されたココは、その膝の上から降ろされた。

(チューの大安売りだぞ、ぐっすん)

ぐったり脱力しながら、元の席へと戻ろうとした丸っこい背に、

「良い子のココには、新しいドレス、たっくさん新調してあげようね~~♡」

一見、喜ぶべき龍一郎の言葉が、追い打ちを掛ける。

今もフリッフリのドレスを着さされたココは、床まで届く裾を小さな両手で握り締め、必死に喚いたのだった。

「~~っ もう、いりまちぇんっ!!!」






/99ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ