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義父との秘密
第3章 柔肌の疼き
(パソコン、あの部屋のパソコン?壊せば、それじゃ、もどらなきゃ!だめよ、相手の思惑通りじゃない。でもパソコンの中身を消さなきゃ!)
和美は奥歯を噛み締め、反対側のホームへ向かった。
(昨日の事さえ消せれば、消さなきゃ!)
そのことだけが彼女を、実家とは反対の方向に向かわせた。
忠良が家に(うちに)帰ったのは夜の八時を回っていた。
(ん?明かりがついているな。俺の部屋が明るい、あの娘が戻ったのかな?)
忠良は昨夜の出来事で、和美が帰ってくるとは思っていなかった。
玄関の鍵はかかっていた。
中に入ると奥に聞こえるように、
「ただいま、和美さん。」
いつも通りに、二階へ上がった。
自分の部屋のドアを開けると、明かりはついていたが誰もいなかった。
部屋はいつも通りだが、机の上のパソコンが消えていた。
(あらら、そう出ましたか!仕方ないだろうがパスワードわかるかな?)
やれやれと、つぶやきながら机の引き出しを開けた。
(中身を見たら、殺されるかな?さて、どこに持っていったかだな。)
引き出しから新たなパソコンを取り出した。
忠良は仕事でパソコンを使うため、サーバーと予備のパソコンを持っていた。
ほとんどは無線LANで処理が出来るようにはしていたが、無くなったパソコンは有線で使用していた。
(どうするかな?こっちから起動する手もあるが、あの娘次第だな。)
そして、パソコンの画面を九分割に切り替え、家の内部をチェックしはじめた。
(ん、いたな。パソコンはないか?あらら、上がってきそうだな。)
パソコンを閉じ、引き出しにしまった。
部屋の前で足音が止まった。
ドアの向こうで迷っているのが、彼には手に取るようにわかった。
ノックが聞こえ、
「お義父さま、お食事はどうされますか?」
「あぁ、食事はいいよ。外で食べたからね。それから、コーヒーを入れといて下さいな。後で降りるから。」
「はい、それじゃぁ、準備しておきます。」
(出来るだけ、平静にしなきゃ。パソコンのことは、わかってるはずよ。あの中身を消して戻せば、、)
(ふうん、まだパスワードはわからないんだな。それとも、壊すのかな?いや、あの中身を消したがってるはずだな。)
忠良は、少し細工をすることに決めた。
和美は奥歯を噛み締め、反対側のホームへ向かった。
(昨日の事さえ消せれば、消さなきゃ!)
そのことだけが彼女を、実家とは反対の方向に向かわせた。
忠良が家に(うちに)帰ったのは夜の八時を回っていた。
(ん?明かりがついているな。俺の部屋が明るい、あの娘が戻ったのかな?)
忠良は昨夜の出来事で、和美が帰ってくるとは思っていなかった。
玄関の鍵はかかっていた。
中に入ると奥に聞こえるように、
「ただいま、和美さん。」
いつも通りに、二階へ上がった。
自分の部屋のドアを開けると、明かりはついていたが誰もいなかった。
部屋はいつも通りだが、机の上のパソコンが消えていた。
(あらら、そう出ましたか!仕方ないだろうがパスワードわかるかな?)
やれやれと、つぶやきながら机の引き出しを開けた。
(中身を見たら、殺されるかな?さて、どこに持っていったかだな。)
引き出しから新たなパソコンを取り出した。
忠良は仕事でパソコンを使うため、サーバーと予備のパソコンを持っていた。
ほとんどは無線LANで処理が出来るようにはしていたが、無くなったパソコンは有線で使用していた。
(どうするかな?こっちから起動する手もあるが、あの娘次第だな。)
そして、パソコンの画面を九分割に切り替え、家の内部をチェックしはじめた。
(ん、いたな。パソコンはないか?あらら、上がってきそうだな。)
パソコンを閉じ、引き出しにしまった。
部屋の前で足音が止まった。
ドアの向こうで迷っているのが、彼には手に取るようにわかった。
ノックが聞こえ、
「お義父さま、お食事はどうされますか?」
「あぁ、食事はいいよ。外で食べたからね。それから、コーヒーを入れといて下さいな。後で降りるから。」
「はい、それじゃぁ、準備しておきます。」
(出来るだけ、平静にしなきゃ。パソコンのことは、わかってるはずよ。あの中身を消して戻せば、、)
(ふうん、まだパスワードはわからないんだな。それとも、壊すのかな?いや、あの中身を消したがってるはずだな。)
忠良は、少し細工をすることに決めた。