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義父との秘密
第3章 柔肌の疼き
 和美は、逃れようのない罠に落ちたことを知った。
 パソコンを人目につかない場所に隠し、そのままベッドに入り眠った。
 翌日から和美は何事もなかったかのように過ごした。
 忠良も翌日から今まで通りの態度で暮らし、お互いに何もなかったかのように過ごしていた。
 ただ、忠良が昼間どこかへ出かけるようになり、和美は、その間に入浴するようになったのが、変わったくらいだった。


(上手く知らん顔をしているなぁ。ハラワタは煮え繰り返っているだろうに。忠雄が帰って来てからだな、あの娘が動くのは。)


 忠良は、その日を静かに待った。


(お義父さまは、なにもしてこないわね?どうしてかしら?私、期待してるんじゃ?ばか、なにを考えてんの!)


 和美は、自分の気持ちに驚き、とまどっていた。
 二人の思惑とは別に、時間は流れ過ぎ、忠雄の帰る水曜日がやってきた。
 その日、和美は朝からそわそわしていた。


(浮かれてるのかな、私。でも、嬉しい。一ヶ月ぶりだもん。)


 忠良は、面白そうに和美の様子を観察していた。


(ふふ、浮き浮きしてるな。忠雄がまた、いなくなったあと、どう変わるかな?準備はしとかなきゃな。)


 忠良は、出がけに和美に声をかけた。


「和美、今夜は食事はいらないよ。俺は昔馴染みのところに泊まってくるからね。忠雄と二人で楽しめよ、和美。」


 二度、和美と呼び捨てにされ、和美の中に一瞬あの夜のことが蘇り、羞恥と屈辱で身体中が熱くなり彼女は唇を噛んだ。


「あっ、はい、お義父さま。ありがとうございます。お言葉に甘えます。」


 かろうじて答え忠良を送りだした。
 忠良は車で家を離れ、市内中心部のホテルへ入った。
 フロントに行くと、


「藤原さま、お帰りなさいませ。お食事は、お部屋にお持ちいたしますか?」


 顔馴染みのフロントの責任者が、声をかけてきた。


「うん、丸山君、部屋に持って来てくれ。それと、今夜は友人が訪ねてくるから、来たら連絡を頼むよ。若いご婦人だからね。」


「かしこまりました。お相手のお名前は、お伺いしてもよろしいでしょうか?」


 遠慮がちに聞いてきたが、


「うん、私の秘書だよ。」


「あっ、わかりました。ではそのように。」


 フロントの丸山は納得したように、頷き、鍵をわたしベルボーイを呼んだ。
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