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義父との秘密
第3章 柔肌の疼き
「お前を愛していたから、止めることは出来なかったんだ。お前には幸せになって欲しかったからな。そのために、麻奈美と裕美、俺は二人同時に失ったんだ。だから、お前に冴子を採用させたんだよ。」
(さあて、麻奈美は信じるかな?信じなくてもいいが、実際の話しだしな。)
「まさか?そんな!でしたら、なぜ、和美さんまで奴隷に?まさ、か、奥様、ですか?」
麻奈美の目が見開かれ、衝撃の強さがありありと見えた。
「あぁ、その通りだ。裕美が和美が嫁に来た日に、俺に言ったんだ。『私の代わりが見つかったわね。私が死んだら可愛がってあげて、ね。』俺の耳元にね。」
「せ、先生、そ、それじゃ!」
麻奈美は絶句した。
「あぁ、お前が、結婚するって言ってきたことが、俺に決意させたってことだ。それに、お前を解放してやりたくなったのだよ。他の女のように、自由にしてやりたくなったんだよ。」
「あっ、あの、私、、。」
唇を唇で塞がれ、あとの言葉は言えなかった。
麻奈美の身体から力が抜け、同時にさっきまで張り詰めていた心の糸が、ブツッと音を立てて切れた。
その後のことは、麻奈美の記憶にはおぼろげにしか、残っていなかった。
ただ、翌日、忠義と冴子、三人で出社したことは記憶していた。
「社長室も少し手入れが必要だな。麻奈美、冴子に教えてやりなさい。いいね。」
「あっ、はい社長。冴子さんに覚えてもらいます。」
うん、とうなずきながら忠義は、たまっている決済書類を片付けていった。
(思ったより少ないな。麻奈美が良くやってくれているからな。今夜は家に帰って、忠雄の顔でも見るか。ふふ、和美の顔も、楽しみだしな。)
午前中は決済書類と会議で、午後は現場視察で一日が過ぎた。
「神崎君、井上君、今日の予定は終了かな?予定がなければ、家に帰りたいのだがね。」
麻奈美と冴子が、それぞれの携帯をチェックし、
「社長、今日の予定はここまでになっております。ただ、明日だけは、どうしても出席していただかなくてはならないものがございます。」
事務的な口調で麻奈美が告げた。
(さあて、麻奈美は信じるかな?信じなくてもいいが、実際の話しだしな。)
「まさか?そんな!でしたら、なぜ、和美さんまで奴隷に?まさ、か、奥様、ですか?」
麻奈美の目が見開かれ、衝撃の強さがありありと見えた。
「あぁ、その通りだ。裕美が和美が嫁に来た日に、俺に言ったんだ。『私の代わりが見つかったわね。私が死んだら可愛がってあげて、ね。』俺の耳元にね。」
「せ、先生、そ、それじゃ!」
麻奈美は絶句した。
「あぁ、お前が、結婚するって言ってきたことが、俺に決意させたってことだ。それに、お前を解放してやりたくなったのだよ。他の女のように、自由にしてやりたくなったんだよ。」
「あっ、あの、私、、。」
唇を唇で塞がれ、あとの言葉は言えなかった。
麻奈美の身体から力が抜け、同時にさっきまで張り詰めていた心の糸が、ブツッと音を立てて切れた。
その後のことは、麻奈美の記憶にはおぼろげにしか、残っていなかった。
ただ、翌日、忠義と冴子、三人で出社したことは記憶していた。
「社長室も少し手入れが必要だな。麻奈美、冴子に教えてやりなさい。いいね。」
「あっ、はい社長。冴子さんに覚えてもらいます。」
うん、とうなずきながら忠義は、たまっている決済書類を片付けていった。
(思ったより少ないな。麻奈美が良くやってくれているからな。今夜は家に帰って、忠雄の顔でも見るか。ふふ、和美の顔も、楽しみだしな。)
午前中は決済書類と会議で、午後は現場視察で一日が過ぎた。
「神崎君、井上君、今日の予定は終了かな?予定がなければ、家に帰りたいのだがね。」
麻奈美と冴子が、それぞれの携帯をチェックし、
「社長、今日の予定はここまでになっております。ただ、明日だけは、どうしても出席していただかなくてはならないものがございます。」
事務的な口調で麻奈美が告げた。