この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
義父との秘密
第3章 柔肌の疼き
 和美の中に恐怖と、逃れられない罠に踏みこんだ予感がよぎった。


「あの、お断りすることはできないのでしょうか?」


 必死の思いで言葉を搾り出した。


「ふふふ、構わないが。残念だな、忠雄の将来のためにも和美には来て欲しかったんだが。」


(さあて、食いつくかな?まっ、和美しだいだな。)


(忠雄さんの将来?!うそっ、だまされちゃだめよ。)


「忠雄さんの?将来?あの、それは、大事なことなんでしょうか?」


(かかったかな?探りを入れようか?)


「うん、和美にまず知っておいてもらおうかと思ってな。私の本当の仕事をね。」


「えっ?本当の仕事?まさか、家の中でやられているのが、お仕事じゃ、、。」


(だめよ、だまされちゃ!でも、忠雄さんのため?うそよ、絶対!)


「はははっ、家の中のはアルバイトみたいなものさ。忠雄には教えていないし、私に頼らない道を選んで欲しかったからね。」


「な、なにをなさっていたんですか?」


(だ、だめ、聞いちゃだめ!)


 心の中で忠義はほくそ笑んだ。


「小さなものだが、会社をね、持っている。その会社の業界団体の行事があるんだ。お前を紹介したいと思ってな。」


(さあて、動揺してるな。まっ、焦るなよ。ユックリだ。くくくっ。)


「会社ですか?じゃ、お義父様が社長ということですか?」


「ふふ、まあ、その通りだね。忠雄も一緒にお披露目をしたかったのだが、まずは和美だけでもと、思ってね。」


(うそっ、忠雄さんが社長の後継ぎ!まさか?だめ、だまされちゃ、、。ホントだったら、、。)


「それに、忠雄が後を継いだら和美は社長夫人だからね。まっ、来年くらいには忠雄にも、ぼつぼつ手伝ってもらうつもりだかね。」


 社長夫人という言葉が、和美の中に広がり渦を巻きはじめた。


(社長夫人って、ホントに?うそでしょ?私が?罠よ、罠、、、でも、、ホントだったら、、、。)


「忠雄さんが後を継ぐって、社長になるってことですか?」


「あぁ、その通りだよ。だから今日は和美には、是非出てもらいたかったんだが、、都合が悪いんじゃ仕方がないなぁ。」


(ふふふ、エサに飛び付いたぞ。まだまだ、仕上げはこれからだ。)


(そ、そんな、行かなきゃ、ダメッテこと?どうしよう、、。)
/105ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ